祖父を偲んで、、、
2017年 09月 10日
昨年末、祖母が亡くなり、先月初盆を迎えました。その少し前から、個室に移動し身内が寝泊まりできる体制になっていました。
亡くなる1週間前には、「 もって1週間か2週間 」と宣告。孫やひ孫が尋ねても反応がないのに、自分の娘の声には目を開けて反応。やはり、最後は自分の子供なんだろう。
そんな頃の早朝に、家の中を歩く祖父の姿を見ました。
戦前戦後、農業一筋。ミカン、米、野菜、お茶、花木等、いつ行っても土間には仕分けする作物と、出荷する箱がありました。働き者のイメージしかありません。
祖母との旅行は、全国各地へ。口数が少ない祖父から直接聞くことはありませんでしたが、その分、祖母から旅道中の話を聞いていました。
その祖母が、亡くなった事をちゃんと認識していたのかな。棺に横たわる祖母を、じっと見ていた姿を忘れられません。
棺に横たわる祖父。会った時、青年のように歯を出して笑ってました。
最後の時。「 やっと、終わるよ 」と安堵の笑みが。
その事を伝えると、涙ぐむ叔父がいて。
まぁ、今回もちびっ子達の賑やかな声に包まれるお通夜、告別式でした。口が達者になっていた分、少しは大きくなっていたけどね。